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朝が苦手だった私がコーヒーで早起き習慣を身につけた3ヶ月の実体験記録

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朝起きられない私がコーヒーで早起きを克服した3ヶ月の記録

私は長年、朝起きることが本当に苦手でした。アラームを何度もスヌーズし、結局ギリギリまで布団から出られない毎日。コーヒー講師になった今でこそ朝の時間を大切にしていますが、実は3年前までは典型的な「朝が苦手な社会人」だったんです。

きっかけは「朝コーヒーを楽しみにする」という発想転換

転機となったのは、ある日の夜に豆を挽いて翌朝用にセットしておいたこと。翌朝、まだ眠い頭でドリップしたコーヒーの香りが部屋に広がった瞬間、「これは起きる価値がある」と感じたんです。それまでは「起きなければならない」という義務感でしたが、「美味しい朝コーヒーが待っている」という楽しみに変わりました。

3ヶ月間の試行錯誤で見えた変化

最初の1ヶ月は失敗の連続でした。前夜の準備を忘れたり、豆を挽く音で近所迷惑を心配したり。しかし、2ヶ月目からは朝のルーティンが確立され、3ヶ月後には自然と30分早く起きられるようになっていました。

実際に記録をつけていたのですが、朝コーヒーを始める前の平均起床時間は7時15分、3ヶ月後には6時45分になっていました。たった30分ですが、この余裕が一日の質を大きく変えてくれたんです。朝の静寂の中で味わう一杯は、一日の活力源となり、慌ただしい出勤ラッシュからも解放されました。

何より驚いたのは、朝コーヒーの時間が「自分だけの特別な時間」として機能し、ストレス軽減にも大きな効果があったことです。

早起きが苦手だった会社員時代の朝の悩み

朝が来るのが憂鬱だったIT企業時代

システムエンジニアとして働いていた当時の私は、典型的な夜型人間でした。毎朝7時30分のアラームが鳴ると、「あと5分だけ」を3回は繰り返すのが日常茶飯事。結果的に家を出るまでの時間は常にギリギリで、朝食はコンビニのサンドイッチを電車内で慌てて食べるという有様でした。

特に辛かったのは、前日の残業が遅くなった翌朝です。睡眠時間が4〜5時間しか取れない日は、朝起きた瞬間から既に疲労感が漂っていました。同僚からは「タクミさん、今日も眠そうですね」と言われることが週に3回以上はあったと記憶しています。

朝の時間に対する負のスパイラル

当時の私の朝のルーティンを振り返ると、完全に「やらされている感」に支配されていました。

時刻 行動 心境
7:30 アラーム(1回目) 「まだ眠い…」
7:35 アラーム(2回目) 「あと少しだけ…」
7:40 ようやく起床 「やばい、遅刻する」
8:15 慌てて家を出る 「今日も一日が憂鬱」

この頃の朝コーヒーといえば、駅の自動販売機で買う缶コーヒーが精一杯。味わう余裕もなく、電車の中で眠気覚ましとして流し込むだけでした。朝の時間を楽しむという発想が、当時の私には全くありませんでした。

そんな状況が2年以上続いていた時、あのカフェでの運命的な一杯に出会うことになります。

コーヒーを淹れる時間が早起きのきっかけになった理由

最初は単純に「コーヒーを淹れる時間を作るために早起きしよう」という発想でしたが、実際に続けてみると、コーヒーを淹れる行為そのものが早起きの動機になることに気づきました。これは私にとって大きな発見でした。

五感を使う作業が脳を自然に覚醒させる

朝コーヒーを淹れる過程では、豆を挽く音、お湯を沸かす音、そして何より立ち上る香りが五感を刺激します。私の場合、アラームで無理やり起こされる不快感とは全く違う、自然な覚醒状態を体験できました。特に豆を挽く瞬間の香りは、まだ眠気が残る脳を優しく起こしてくれる効果があります。

システムエンジニア時代は、起床後すぐにスマートフォンをチェックする習慣がありましたが、コーヒーを淹れることに集中することで、デジタルデトックス効果も得られました。

「楽しみ」が早起きの原動力に変わった

2ヶ月目頃から、前日の夜に翌朝のコーヒー豆を選ぶことが習慣になりました。「明日はエチオピアのイルガチェフェにしようか、それともグアテマラのアンティグアにしようか」と考えながら眠りにつくと、朝が楽しみになります。

実際に計測してみると、コーヒー習慣を始める前は平均7回スヌーズを使っていましたが、3ヶ月後にはスヌーズ使用回数が週に1〜2回まで減少しました。これは「起きなければならない」から「起きて楽しいことをしたい」へと意識が変化した結果だと分析しています。

朝コーヒーを淹れる15分間は、一日の始まりを自分らしく演出する特別な時間となり、忙しい社会人生活の中で貴重な「自分時間」を確保する手段にもなりました。

朝コーヒー習慣化への挑戦:1ヶ月目の失敗と学び

朝コーヒー習慣を始めた最初の1ヶ月間は、正直に言うと失敗の連続でした。システムエンジニア時代の私は、朝が苦手で、いつもギリギリまで寝ていたため、朝コーヒーを淹れる時間を確保すること自体が最大の難関でした。

1週目:理想と現実のギャップ

最初の週は、前夜に豆を準備して、朝6時に起きてハンドドリップを楽しむという理想的な計画を立てていました。しかし、実際は5日中3日しか成功せず、残りの日は結局インスタントコーヒーで済ませてしまいました。特に水曜日は、豆を挽く音で隣の部屋の家族を起こしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

2週目:時間配分の見直し

失敗を受けて、朝コーヒーの準備時間を詳しく計測してみました。その結果がこちらです:

作業内容 所要時間 改善点
豆を挽く 2分30秒 前夜に準備可能
お湯を沸かす 4分 電気ケトル導入で短縮
ドリップ 3分 短縮困難
片付け 2分 夜にまとめて実施

3週目:現実的な妥協点を見つける

3週目になって、ようやく「完璧を求めすぎていた」ことに気づきました。毎日ハンドドリップにこだわらず、忙しい日はフレンチプレスを使用することで、朝コーヒーの成功率が格段に上がりました。特に金曜日の朝は、前日の疲れで手が震えてしまい、ドリップが上手くいかなかったのですが、フレンチプレスなら安定して美味しいコーヒーが淹れられることを発見しました。

この1ヶ月目の試行錯誤で学んだ最も重要なことは、習慣化には柔軟性が必要だということでした。

試行錯誤の2ヶ月目:朝の時間配分を見直した結果

1ヶ月目の失敗を受けて、2ヶ月目は根本的に朝の時間配分を見直すことにしました。問題は「コーヒーを淹れる時間がない」ことではなく、「朝の時間の使い方が非効率」だったことに気づいたのです。

朝の行動を5分単位で分析してみた

まず、平日の朝の行動を1週間かけて5分単位で記録してみました。その結果、驚くべき時間の無駄遣いが発覚しました。

時間帯 従来の行動 実際の所要時間 改善後の行動
6:30-6:45 ベッドでスマホチェック 15分 即座に起床・洗面
6:45-7:00 洗面・着替え 15分 朝コーヒーの準備
7:00-7:15 朝食準備 15分 ドリップ+朝食

この分析で分かったのは、起床後のスマホタイムが最大の時間泥棒だったということです。SNSやニュースチェックで無意識に15分も消費していたのです。

前夜準備の徹底で朝コーヒーが現実的に

時間配分の見直しと同時に、前夜の準備を徹底することにしました。コーヒー豆を計量してドリッパーにセットし、お湯を沸かすケトルに水を入れて準備完了。この「前夜セッティング」により、朝は火をつけるだけでお湯が沸き、すぐにドリップを開始できるようになりました。

実際に試してみると、朝コーヒーの準備から完成までわずか8分で完了。これまで「時間がない」と思い込んでいた朝の時間に、十分なゆとりが生まれました。スマホを見る時間を朝コーヒーの時間に置き換えただけで、一日の始まりが劇的に変わったのです。

この改善により、2ヶ月目の後半からは平日5日中4日は朝コーヒーを楽しめるようになり、継続への手応えを感じ始めました。

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